5月のオススメ

本の紹介

 今年のゴールデンウィークは、真ん中に平日が3日も入ったので、連休その1、その2という感じでしたが、楽しく過ごされているでしょうか?外出続きで疲れたら、ちょっと読書でひと休み、というのもいいですね。お母さんは、溜った家事があってそれどころではない!とおっしゃるかもしれませんが、そういうときには、絵本、中でも言葉遊びのようなノリのよい絵本をサラリと読んで気分転換、というのはいかがでしょう?「これはのみのぴこ」(谷川俊太郎作 和田誠絵 サンリード)なども楽しいのですが、もっと短い「こんにちワニ」(中川ひろたか作 村上康成絵 PHP研究所)、オススメです。

 言葉遊びの本をまとめて紹介…とも思ったのですが、日本人作家のお話を2つ紹介します。

 「ふしぎなでまえ」 かがくいひろし作 講談社

 出前…という言葉は、日常生活でも使いますが、今の時代、出前というより、デリバリー?宅配? そして家に届くのは、ピザやお寿司。もちろん、昔ながらのおかもちでの出前もありますが、筆者は久しく利用したことがありません。ですから、この本の表紙にはちょっと懐かしさと、後ろめたさのようなものを感じます。
 さて、お腹の減ったじゃがさんとさつまさんは、出前を取ることにしたのですが、やってきたのは、空のお皿やどんぶり。彼らが思いも寄らないことを言い出して、さあ大変!じゃがさんとさつまさん、どうするのでしょう?かがくいひろしさんのど迫力のイラストは、好みが分かれるかもしれませんが、このインパクトの強さはちょっとクセになるかもしれません。

 「おたすけねこさん」 おのちよ作 至光社

 猫の手も借りたい程、忙しいお母さん達にオススメです。このとらねこさん、とっても働き者です。おんぶひもに、箒、レモンの形の黄色い石鹸などなど…悪い言い方をすれば、古くさい感じのするイラストです。1984年ですから、もう30年近く前に描かれたものです。でもその古さが何とも温かく、優しく魅力的です。30年前の「忙しさ」は、今でいう「忙しさ」とは質が違うものだったのかなぁ。忙しい中にも心のゆとりを感じるような気がしました。「ふしぎなでまえ」とは正反対のような、淡く、薄いイラスト…でも心に残る作品です。