6月のオススメ

本の紹介

 少しずつ、雨の季節が近づいてきます。雨の降る日は読書のチャンス!…というのは昔のことで、今は撮り溜めた録画を見る、ゲームをする、ショッピングモールで遊ぶ…雨の日の過ごし方も多様化していますね。どうぞその選択肢の中に、「おはなしの世界で遊ぶ」というのも、入れてください。ちょっと憂鬱な雨の季節が、楽しくなりますように。

 今月は2冊オススメです。
 

 「まよなかのだいどころ」 モーリス・センダック作 じんぐうてるお訳 冨山房

 先月8日に83歳で亡くなったモーリス・センダックさんを偲んで選びました。
 まよなかに聞こえた騒がしい音、「うるさいぞ!」とどなったミッキーが行き着いたのは、真夜中の台所。何が起きているのでしょう。「しあげはミルク」をキーワードに不思議な世界が広がります。ダイナミックなイラストと絶妙な日本語訳でミッキーと一緒に夜のお散歩を楽しみましょう。センダックさんの子ども時代の遊び場は、台所だったそうです。なるほど、それでこの作品!とうなづけます。

 センダック作品といえば、なんといっても映画化された「かいじゅうたちのいるところ」がメジャーですが、他にも楽しい作品がたくさんあります。おひさまぶんこでは、センダックさんを追悼して作品を集めたコーナーを作っています。いろいろな作品、手に取っていただけたらうれしいです。


 「いまはむかし さかえるかえるのものがたり」 まつおかきょうこ作 馬場のぼる絵 こぐま社

 雨の季節、といえばカエル!でもあまり住宅街ではお目にかかれませんね。実際にお目にかかれなければ、絵本の世界に会いに行きましょう。カエルを題材にした絵本って、とってもたくさんあるんですよ。ここでご紹介する作品、表紙をご覧になっていただければわかりますが、主役は「殿」!そう、とのさまガエルです。次々に登場するカエルたち、馬場のぼるさんのちょっと間の抜けた表情がすてきです。どうぞ声に出して楽しくお読みください。お子さまより、大人の方がウケてしまうかもしれません。