「ありがとう!チョーさん 長新太展ナノヨ」に行ってきました
長新太さんは、個人的に大好きな作家です。2年ほど前に亡くなられた時には涙が出るほどショックでした。長新太さんとの出会いは、もちろん絵本でした。ピンク、オレンジなど暖色系の原色をふんだんに使った色遣いに惹かれました。それから「・・なのです」という文体。絵本の中では新鮮に感じました。とにかく新しい作品が出たことに気がつくとすぐに買ってしまい、結果としておひさまぶんこの長新太ナンバーを思いっきり増やすことにもつながったと思います。
その長新太さんの回顧展が、横浜のそごう美術館で開かれています。私の知っている絵本作家という顔の他にいくつもの顔を持っていた長新太さんの作品約200点が展示されています。絵本の原画の他にマンガ(そもそも長新太さんは漫画家からスタートしたんですね)、雑誌への投稿、企業広告などなど様々な作品を見ることが出来ます。絵本の原画の迫力には圧倒されます。もう1度新しく出会ってファンになった感じです。絵本の中でもまだまだ知らない作品がたくさんありました。少しずつそれらと向き合う機会があればいいなぁと思っています。
「ありがとう!チョーさん 長新太展ナノヨ」 10月8日(月祝)まで。横浜そごう美術館にて。
まだ間に合いますよ!
よろしければシェアお願いします
9月のテーマ
また、例によって9月も終わりの声を聞いてから、テーマについて語ることになってしまいました。すみません・・・今月のテーマは「おじいさん・おばあさん」です。敬老の日にちなんで、ということになるでしょうか。ご自分のおじいさん、おばあさんがもういらっしゃらない人もいると思いますし、近所のお年寄りとは縁がない、という人も多いでしょう。みなさんにとっておじいさん、おばあさんとはどんな存在でしょうか。
おじいさん、おばあさんは人生の先輩です。長い年月を重ねてたくさんの知識や経験を蓄えている、まさに生き字引です。チャンスがあるならできるだけたくさんの話を先輩から聞きたいものです。
昔話、と言われるものがたくさんありますが、日本、外国を問わずその多くが、おじいさん、おばあさんの口を通して語り継がれてきたものです。ですから同じような話が各地にあったり、同じ地方の同じ話でもその語り手個人によって少しずつ変わっていたりするのです。絵本では「再話」という形で昔話が収録されていますが、たとえば有名な「ももたろう」ひとつをとってもその出所や収録した人によって本によって少しずつ違う、ということがあるんですね。同じタイトルの昔話を集めて読み比べてみるのも面白いですよ。
現代の絵本の中にももちろんおじいさん、おばあさんはたくさん登場します。個人的な偏見かもしれませんがどちらかというと外国のお話しの方が登場の頻度が高いような気がします。おじいさん、おばあさんの一言のせりふが、そのお話しをぐっと引き締めている場合が少なくありません。さぁ、絵本の中の先輩たちに会いに行きましょう!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません