追悼 松谷みよ子さん

スペシャル


 昨日、児童文学そして絵本作家の松谷みよ子さんの訃報が流れました。2月28日、89歳のご生涯とのことでした。

 ご高齢ですから仕方のないことですが、とても残念です。永年にわたって、たくさんの本を世に出され、子どもたちの心を育んでくださった、という意味では、「こころのお母さん」と言ってもいいかもしれません。子どもの頃には気がつかなかったけれども、大人になって「あ、昔読んだこの本も松谷さんの作品だった」というものがたくさんあります。もちろん、おひさまぶんこにも、松谷さんの作品がたくさんあります。
 中でも、「あかちゃんのほん」シリーズは、おはなし会でも何度も取り上げました。特にここ数年は乳幼児が訪れることが多いので、必然的に読む機会に恵まれました。穏やかな言葉の数々、音楽でいうならアンダンテ、いやラルゴでしょうか。ゆったり、子どもが一歩ずつ歩くようなリズムを感じる作品に、読み手も自然にゆったり、にっこりと読み聞かせることができました。

 松谷さんの作品に出会えたこと、本当に感謝です。おひさまぶんこでは、これからも読み続けていきたいと思います。
 最後に、松谷みよ子さんの公式ホームページのお知らせをシェアさせていただきます。

 天に召された松谷さんに、心より哀悼の意を表しつつ。