6月のオススメ
雨に季節になりました。今年は梅雨入りと同時に梅雨末期のような大雨に見舞われて、びっくりです。被害が出ている所もあるようで、心配です。長い雨の期間を元気に楽しく過ごせますように。おはなしの世界がその一助になりますように。
今月も2冊ご紹介します。梅雨の時期なので、毎年6月には、雨や傘を題材にしたものをご紹介しているので、今年はあえて、別のテーマを選んでみました。6月10日は「時の記念日」。制定は1920年といいますから、100年近くになりますね。私たちの日常生活の、なんと時間に縛られていることか!たまには、時計を全く見ないで過ごしてみたいとも思いますが、それは現代人の悩み…ですよね。
…というわけで、今月は「時間」に関する絵本です。
「いつもちこくのおとこのこージョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー」 ジョン・バーニンガム作 谷川俊太郎訳 あかね書房
ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーの遅刻には、いつもちゃんと理由があるのです。その理由に耳を貸さずに、毎回厳しいお仕置きを課す先生に起こった出来事とは…
「ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー」という長くて読み難い名前が印象的ですが、ストーリーは秀逸、大人がハッとさせられます。読み聞かせをするときには、しっかり下読みをしてくださいね!
「メアリー・スミス」 アンドレア・ユーレン作 千葉茂樹訳 光村教育図書
メアリー・スミスは、夜明け前に街を歩き回り、固いゴムチューブに乾いた豆を込めてそれを飛ばしてまわります。これが、メアリー・スミスの仕事です。彼女の仕事は「ノッカー・アップ」。さて何のことでしょう?
まだ、時計が日常生活の必需品となる前のイギリスのお話です。子どもたちがワクワクしてしまいそうなお仕事ですが、マネはしない方がいいと思いますよ。
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