2月のオススメ

本の紹介

 2月に入り、立春を前に、猛烈に暖かい日があったかと思えば、今日は雪。幸い、成人の日ほどの大雪にはなりませんでしたが、まだまだ本格的な春の訪れには時間がかかりそうです。

 今年は雪が多いように思いますので、雪の時期に読みたい絵本(たくさんあるのですが!)の中から1冊、そして外国人作家の絵本を1冊紹介いたします。2冊に共通するテーマは、「子ども心をくすぐる遊び」ということになるでしょうか。

 「そりあそびーばばばあちゃんのおはなし」 さとうわきこ作 福音館書店

 ご存知、ばばばあちゃんのおはなしシリーズの1つです。ママが見たら、悲鳴を上げそうな「とくべつなあったまりかた」。まぁ、結果は推して知るべし…という感じですが、ばばばあちゃんのひらめきは、ここからが本番です。寒さに凍えていた動物たち、あったかくなったでしょうか…?おはなしはもちろん楽しいのですが、表紙の雪だるまたちにもご注目!様々な表情がかわいく、楽しめます。

 「へんしん へんしん」 ヘルメ・ハイネ作 矢川澄子訳 佑学社

 「へんしん へんしん、さぁ、めをつむって」、男の子がいろいろなものに変身、さて、どんな気持ちになれるのでしょう?スタッフの個人的な思いですが、ヘルメ・ハイネの作品には、心の奥をそっと暖めてくれるような優しさがあり、その世界にいつまでも浸っていたいような、読み終わりたくないような気分にさせられます。柔らかなタッチのイラストと色づかいのせいかもしれません。残念ながら、おひさまぶんこには、蔵書が少ないのですが、公共図書館などを利用して、たくさん読んでいただきたいなぁと思います。「へんしん へんしん」は、絶版になっていて、入手は困難、ぜひおひさまぶんこに読みにきてください。