9月5日のおはなし会

おはなし会記録

(絵本)「おばけかぞくのいちにち〜さくぴーとたろぽうのおはなし」 西平あかね作 福音館書店
(手遊び)「さかながはねて」
(絵本)「るすばん」 さとうわきこ作 福音館書店

 9月最初のおはなし会、年少さんの女の子がきてくれました。おばけ大好きな彼女は、せなけいこさんのおばけ絵本のコーナーで、あれやこれやと借りる絵本を探していました。…ということで、おはなし会でも、おばけのお話を読むことにしました。「るすばん」も図らずもおばけ登場の絵本でしたが、楽しんでいただけたようです。次回は同じく、さとうわきこさん作の「おつかい」を読みましょうね。

 
 もうひとつ、この日はとてもすてきなことがありました。おひさまぶんこの蔵書を借りたくて、遠いところからわざわざ足を運んでくださった方がいらっしゃったのです。本のタイトルは、「どんくまさん ぶるぶる」(柿本幸造絵・藏富千鶴子作・至光社)、1984年刊行の絶版本で、書店はもちろん、他のところでも入手困難です。どんくまさんシリーズがお好きな娘さんとお孫さんにお見せしたいということで、1時間以上かかるところを来てくださいました。おひさまぶんこには、図書目録(現在一部調整中)がありますが、インターネット検索でヒットしたそうです。現物をお見せするととても喜んでくださり、お持ち帰りになりました。

 絵本が好きな方なら、思い入れのある絵本、大好きな作品がいくつかあると思うのですが、逆に絵本の立場から言うと、困難な状況を越えても手にしたい!と思われるような絵本は、ある意味とても幸せなのではないかと思います。そして、今回そのような人と絵本の出会いのお手伝いをおひさまぶんこができたこと、その場に立ち会わせていただけたことに本当に喜びを感じています。
 おはなし会とは、直接関係ないのですが、とてもうれしかったので、感謝してご報告させていただきました。