5月のオススメ
5月といえば、こいのぼり、遠足、緑、新茶(大人の発想…)などなど、いろいろ浮かぶと思います。今回は筆者が「5月といえば…」ぱっと思い浮かんだ絵本を2冊紹介します。
「やまのぼり〜ばばばあちゃんのおはなし〜」 さとうわきこ作・絵 福音館書店(こどものとも傑作集)
このおはなし、元気者のばばばあちゃんの「いよいよはるだねぇ」という言葉、表紙のたんぽぽ、桜の木…などから、4月のイメージだと思うのですが、山登りは5月の方がいいなぁ…と勝手に思って、5月のオススメにいたします。
やまのぼり、と聞いたこいぬとこねこは、もりのどうぶつたちを誘って、はりきって準備をするのですが… ワクワクしたり、吹き出したり、思わず目をつむって風のにおいを嗅ぎたくなったり…読んでいる私たちも、動物たちと同じ気持ちになれる、そしてばばばあちゃんの元気パワーをもらって、元気になれる1冊です。
ばばばあちゃんのシリーズは、こどものとも傑作集、そしてかがくのとも傑作集にもあります。この時期(ちょっと遅いかな)、かがくのとも傑作集の「よもぎだんご」も、いいかもしれません。
「どろぼうがっこう」 かこさとし作・絵 偕成社(かこさとし・おはなしのほん)
世の中、何事も勉強です。いろいろなことを学ぶ学校がありますが、どろぼうを教える学校もあるのです。校長のくまさか先生とかわいい生徒たちの授業風景を、どうぞたっぷりとお楽しみください。そしてみんなで遠足へ…到着したところで待っているものは…? おはなしはとても面白いのですが、小さいお友だちにはちょっと怖く見えるかもしれません。なんといっても登場人物がワルばかりですから。かこさとしさんは、本当に多くの本を書いています。お話しはもちろん、科学や社会のしくみなどについても、難しそうな問題を身近なことに巧みに置き換えて、わかりやすく解説した本がたくさん出ています。「えっ?こんなところにもかこさとしさん?」というくらい多方面の著書。おひさまぶんこの本は、その中のごく一部ですが、ぜひ探して読んでみてください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません